大型犬の受け入れを、期限は決めずに当面中止します。
理由
理由は、当店ペットホテルのご利用が小型犬中心であり、大型犬と小型犬が喧嘩になった際のリスクが大きいこと、そもそも大型犬のお預かりに最適といえる設備ではないからです。部屋やエリアを分けて対応できればよいのですが現状は難しいと判断しました。お預かりの条件が厳しくなっているためにお預かりのご依頼をお断りすることも少なくありません。
当店の大型犬の代表的なお預かり条件
当店のお預かり経験の蓄積に伴ってお預かりの条件が厳しくなりました。代表的な例を次にあげます。
1.サークルまたはクレートで静かに過ごせること
大型犬はサークルやクレートを壊せるほど力が強く (実際にサークルには多数の噛み跡が増えました)、そのために設備の消耗が進みました。
- 人の姿が見えなくなると興奮して設備を壊すことがあり、壊した場合に設備の修繕費を請求する場合もありますが、ほとんどの場合請求していないので赤字になったこともあります。
- 飼い主様がその子を置いて帰ろうとしたら引き戸を倒す勢いで押したりして飼い主様を驚かせていました。
- 分離不安症気味のゴールデンレトリバーの子は、サークルを持ち上げたり、サークルを齧って破損したことや、クレートの扉を曲げたことがあるため。
2.「ハウス」などの合図で入ってくれること
サークルやクレーに入ることを嫌がる大型犬の場合には、小型犬と違って抱っこしてサークルやクレートに入れるということは非常に難しいです。
- ご家族と離れることに不安を覚えてサークルやクレートに数時間入らないことが少なくありません。
- 非常に大人しい子でも玄関入口付近で3時間飼い主様のお迎えを待っていました。小型犬も大型犬もサイズに関係なく飼い主様に置いて行かれるのはとても寂しく思うと思います。
3.小型犬など他の犬に対して噛みつきがないこと
これまでは大型犬が噛みついたことはありませんが、エリアで分けていないのでリスクが高いです。
お試しの預かりなどのお泊り準備
上記の条件などを確認した上で、大型犬のお預かりは小型犬よりも念入りに時間をかけてお試し預かりを複数回繰り返して当店に慣れていただいてからお預かりをしてきました。
繰り返しのお試し預かりの際に、ハウストレーニングをすることによりサークルやクレートに入ってもらえるように努めてまいりました。
長期のお泊りの場合にはお客様から1日預かりを提案していただいて、お互いに無理のないように調整しながら準備をしました。
この繰り返しのお試し預かりの日程調整がしずらくなっていることも中止の判断をした理由の一つです。